キャリアアップの要となる目標管理術

女性の社会進出の活性化に伴って、キャリアアップを目指す女性が増えている。キャリアを構築する上で大切なのは、目標管理術を把握して実践することだ。まずは自分に合った仕事を見つける必要があるが、趣味の延長線で考えると失敗することが少なくない。例えば、クルマの運転が大好きという人でも、職業ドライバーとして毎日長時間の運転をするとなると苦痛に感じる人がいる。自分のやりたいことが必ずしも天職や適職になるとは限らないわけだ。大切なのは5年、10年、20年といった長期スパンで考えて、続けていける仕事を選ぶことだ。目標管理をする上では、将来どうなりたいのか決めておく必要がある。管理職を目指すのであれば、早いうちからマネジメント能力を磨く、管理職をする上で有利になる資格を取得するなどの対策が必要だ。例えば、簿記検定2級や中小企業診断士などは、管理職を目指す人にとって王道と言われる資格である。

キャリア構築においては、キャリアプランを明確にすることがカギだ。将来的に結婚する予定はあるのか、子どもは何人ほしいか、育児のために何年仕事を休むかなどによってキャリアプランが変わってくるからだ。将来的に出産、子育てをする状況になれば、仕事のブランクが生まれる可能性が高くなる。ブランクをネガティブに捉える職場だと、復職が難しくなる可能性もあるだろう。ブランクをあまり気にしない会社や復職支援を積極的に行っている会社などは、出産と子育てを計画している女性にとって働きやすい職場と言える。